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二級建築士 製図道具のおすすめ一式|独学合格者が選んだ最低限リスト【保存版】

二級建築士の製図試験に必要な道具を、学科・製図とも独学一発合格した著者が一式で解説。最低限そろえるべき製図道具、選び方の基準、買ってはいけない道具、合計予算の目安まで具体的にまとめます。

森田 健 二級建築士 独学一発合格

ゼネコン施工管理8年。働きながら二級建築士に独学(学科・製図とも一発合格)した経験をもとに発信

・ 読了 約11分

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二級建築士の製図試験は、道具選びの段階で合否の地ならしが始まっています。建設業界で8年働きながら、学科・製図ともに独学一発合格した私が断言します。図面の出来は腕だけで決まりません。手になじむ道具をそろえ、本番までに使い慣れているかどうかが、作図スピードと精度を大きく左右します。

製図の準備を始めた人が必ずぶつかる疑問を5つ挙げます。

  • 製図道具は結局なにを買えばいいのか?
  • 全部そろえると予算はいくらかかるのか?
  • 高い道具をそろえれば有利になるのか?
  • セット品と単品買い、どちらが得なのか?
  • 本番に持ち込めない道具はあるのか?

この記事ではすべてに答えます。遠回りなく、実体験ベースで書きます。

📌 結論(先に書きます)

  • 必須は製図板・平行定規・シャープペン・三角定規・テンプレート・字消し板の6点が核
  • 合計予算は2万〜3万円台が目安。一番高いのは平行定規付き製図板
  • 高い道具より「早く買って使い込む」ことが最優先
  • 初心者はセット品から始めて、合わない物だけ単品で買い替えるのが効率的
  • 持ち込み可否は必ず最新の受験要項で確認する(ルールは年で変わりうる)

まず押さえたい:製図道具は「早くそろえる」が最優先

製図道具の話に入る前に、最も大事な原則を先に書きます。それは道具は迷っている時間より、早く買って使い込む時間のほうが価値が高いということです。

製図試験は、限られた時間内に要求された図面を描き切る試験です。どんなに良い道具でも、本番で初めて触るようでは意味がありません。手が道具を覚えるまでには、ある程度の作図量が必要です。だからこそ「どれを買うか」で悩み続けるより、まず標準的な一式をそろえて、実際に線を引き始めることが合格への近道になります。

私自身、道具選びに時間をかけすぎて着手が遅れた反省があります。結論として、迷ったら定番品を買えば失敗しません。差がつくのは道具の値段ではなく、その道具を握った時間の長さです。


二級建築士 製図道具の必須リスト(核となる6点)

まずは「これがないと話にならない」核の6点を整理します。

道具役割選び方の要点
製図板+平行定規用紙を固定し水平線を引く土台A2対応・平行定規一体型を選ぶ
シャープペン作図の主役。線を引く・文字を書く0.5mmを軸に、0.7mmや0.3mmを補助で
三角定規(大)垂直線・斜線を引く目盛りつき・サイズは大きめが安定
テンプレート円・正方形などを素早く描く建築士試験用の定番品でよい
字消し板細部だけをピンポイントで消す金属製の薄いもの
製図用消しゴム+ブラシ修正と消しカスの処理こすって紙を傷めにくいもの

この6点がそろえば、図面はひととおり描けます。逆に言えば、ここから先は「あると便利」の領域です。まずは核を固め、必要に応じて足していくのが堅実です。

製図板+平行定規:一番の投資ポイント

製図道具のなかで最も価格が高く、最も重要なのが平行定規付きの製図板です。A2サイズの用紙を固定し、定規をスライドさせるだけで正確な水平線が引ける仕組みになっています。

選ぶ基準はシンプルです。A2対応で、平行定規が一体になっているものを選べば大きな失敗はありません。中古や借り物でも機能は果たせますが、定規のスライドにガタつきがあると線がブレます。長く使うなら状態の良いものを選びたいところです。

シャープペン:複数の芯径を使い分ける

製図はシャープペン1本では戦いにくい場面があります。太い線・細い線・文字を描き分けるために、芯径を分けて複数本そろえるのが定石です。

私の場合は0.5mmを主力にし、壁などの太い線用に0.7mm、細かい寸法線や文字用に0.3mmを補助で使いました。これはあくまで一例で、人によって好みは分かれます。大事なのは「どの線をどの芯で引くか」を自分のなかで固定し、本番で迷わないことです。


「あると効率が上がる」準必須の道具

核の6点に加えて、作図スピードを底上げしてくれる道具があります。必須ではありませんが、多くの合格者が使っています。

  • 勾配定規:屋根の勾配や斜め線を素早く引ける
  • 三角スケール:縮尺ごとの寸法を測りながら描ける
  • 製図用ブラシ:消しカスを払い、図面の汚れを防ぐ
  • マスキングテープ:用紙のズレを抑える(製図板のマグネットで足りない場合)
  • 時計:時間配分の管理用。会場に時計がない場合に備える

このうち、私が「買ってよかった」と強く感じたのは三角スケールと製図用ブラシです。三角スケールは寸法の取り間違いを減らし、ブラシは図面を汚さずに保つ地味だが効く一品でした。


製図道具の予算はいくらかかるか

気になるのは総額でしょう。あくまで目安ですが、内訳のイメージを示します。

道具予算の目安
製図板+平行定規(A2)1.5万〜2.5万円
シャープペン(複数本)1,500〜3,000円
三角定規・勾配定規1,500〜3,000円
テンプレート・三角スケール1,500〜3,000円
字消し板・消しゴム・ブラシ等1,000〜2,000円
合計の目安2万〜3万円台

価格は店舗やセット内容で変動します。最新の価格は購入前に必ずご自身で確認してください。

総額の大半を占めるのは平行定規付き製図板です。ここをどう調達するか(新品・中古・借用)で、合計額はかなり変わります。逆にシャープペンや定規類は数千円で十分そろうため、ここで無理に高価なものを選ぶ必要はありません。


セット品 vs 単品買い:どちらを選ぶべきか

製図道具は「製図セット」としてまとめ売りされている商品が多くあります。初心者にとっては、ここで悩むポイントです。

結論:初心者はセット品から始めるのが効率的

理由は明確です。必要な道具を漏れなく一度にそろえられるからです。製図初心者は「何が必要か」の判断自体が難しいため、定番のセットを買えば抜け漏れを防げます。

そのうえで、使ってみて手に合わない道具だけを単品で買い替える。これが最も時間とお金を無駄にしない進め方です。

セット品を選ぶときのチェックポイント

  • 平行定規付き製図板が含まれているか(含まれないセットも多い)
  • シャープペンの芯径が分かれているか
  • テンプレート・三角定規など核の道具が一通り入っているか

なお、製図板が別売りのセットも多いので、購入前に必ず内容物を確認してください。


買わなくてよい・優先度が低い道具

予算は有限です。初学者が無理に買わなくてよい道具も正直にお伝えします。

  • 製図用インク・ロットリング(ペン):二級の製図は鉛筆描きが基本。製図用万年筆系は不要
  • 過度に高価なシャープペン:書き心地の差はあるが、合否を分けるほどではない
  • デザイン用の特殊定規類:試験で使う図形は限られており、テンプレートで足りる
  • 大量の色鉛筆:マーキング程度なら数本で十分。フルセットは過剰

道具は増やすほど机が散らかり、本番で目的の道具を探す時間が増えます。「少ない道具を完璧に使いこなす」ほうが、結果的に作図は速くなります。


道具は本番で使い慣れているかがすべて

ここまで道具を紹介してきましたが、最後に最も伝えたいことを書きます。どの道具を買うかより、その道具で何枚描いたかのほうが100倍重要です。

製図試験は時間との勝負です。本番では、考える前に手が動く状態をつくる必要があります。そのためには、購入した道具で繰り返し作図し、「この線はこの定規」「この寸法はこのスケール」という動作を体に染み込ませることが欠かせません。

私が実践した道具の慣らし方は以下の通りです。

  1. 道具をそろえたら、まず線を引くだけの練習を数日続ける
  2. 平行定規・三角定規の持ち替え動作をルーティン化する
  3. 消す動作(字消し板の当て方)も含めて時間を計る
  4. 本番で使う机のサイズを想定して道具の置き位置を固定する

特に4の「道具の置き位置を決める」は地味ですが効果絶大でした。毎回同じ場所に道具があると、探す時間がゼロになります。

製図は型を覚え、作図を反復するところまでは独学で十分に進められます。ただし、描いた図面が合格レベルに達しているかの自己判断だけは、独学では難しいのが正直なところです。ここだけは添削指導の力を借りると安全度が一気に上がります。

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道具の準備チェックリスト

本番前に、道具がそろっているか以下で確認してください。

  • 製図板+平行定規(A2対応)
  • シャープペン(0.5mm主力+補助の芯径)
  • シャープ替芯(予備を多めに)
  • 三角定規(大)・勾配定規
  • テンプレート・三角スケール
  • 字消し板・製図用消しゴム・ブラシ
  • マスキングテープ(用紙固定の予備)
  • 時計(会場に時計がない場合の備え)
  • 持ち込み可否を最新の受験要項で確認済み

替芯や消しゴムなどの消耗品は、必ず予備を持参してください。本番で芯が切れて慌てるのは、防げるミスの典型です。


FAQ:よくある質問

Q. 製図道具は試験のどれくらい前にそろえるべきか?

早ければ早いほどよいです。製図対策を始めると同時にそろえるのが理想です。道具は使い慣れて初めて力を発揮するため、本番直前に買うのは避けてください。少なくとも数か月は使い込む期間を確保したいところです。

Q. 製図板は中古や借り物でも問題ないか?

機能を果たせば問題ありません。ただし、平行定規のスライドにガタつきがあると線がブレます。中古を検討する場合は、定規が滑らかに動くか、傾きがないかを確認してください。

Q. 本番に持ち込めない道具はあるか?

持ち込みのルールは受験要項で定められており、年によって変わる可能性があります。一般に電卓や通信機器など制限される物があります。必ず最新の受験要項を自分で確認するのが大原則です。本記事の情報は目安として捉え、最終判断は公式情報で行ってください。

Q. シャープペンは何ミリを買えばよいか?

0.5mmを主力にするのが無難です。そのうえで、太線用の0.7mmや細部用の0.3mmを補助でそろえる人が多いです。これは好みが分かれる部分なので、実際に何本か試して自分の描き分けがしやすい構成に固めてください。

Q. 道具にお金をかければ合格しやすくなるか?

なりません。道具の値段と合否は直結しません。定番品をそろえ、それを使い込むことのほうがはるかに重要です。予算は平行定規付き製図板に重点配分し、その他は標準品で十分です。


まとめ

二級建築士の製図道具の選び方をまとめます。

  • 核は6点(製図板+平行定規・シャープペン・三角定規・テンプレート・字消し板・消しゴム&ブラシ)
  • 合計予算は2万〜3万円台が目安。大半は平行定規付き製図板が占める
  • 道具は早くそろえ、使い込む時間を最大化するのが最優先
  • 初心者はセット品から始め、合わない物だけ単品で買い替える
  • 高い道具より、その道具で描いた枚数が合否を決める
  • 持ち込み可否は必ず最新の受験要項で確認する

製図は道具をそろえた瞬間がスタートラインです。あとは描いて、描いて、手に道具を覚えさせるだけ。遠回りに見えても、これが独学で製図を突破する最短ルートです。

独学で「自分の図面が合格レベルか分からない」という不安を抱えたら、通信講座の添削や解説を補助に使うのも有効です。まずは無料体験で確認してみてください。

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